ばんたんライン 七種山 ばんたんライン 播磨の名峰 七種山

● 七種山の登山口

JR福崎駅構内の姫路側(南)の踏切を西に進みます。長野橋信号を越え高岡小学校の横も通り約3.5kmで福崎野外活動センターに着きます。ここには駐車場も整備されていますので、七種山系の各山の出発点となります。

薬師像

 七種主峰(左)・七種槍(右)・大中山(右奥)

活動センターからは舗装車道が続きますが、途中には見所もあります。水場の「一志(ひとし)」を過ぎれば10分程で七種薬師への登山口分岐です。表示は「峰の薬師」となっています。やがて給水タンクの分かれ道になり、右は小滝林道です。七種山には神社・七種滝経由で登る直進の道を選ぶのが良いでしょう。小滝林道は帰路で使うのがおすすめです。 小滝林道分岐から約1kmで山門です。ここには駐車場とトイレの設備があります。この先にも駐車場はありますが道路も狭く出来れば車の進入は控えたほうが良いでしょう。トイレは先にはありません。山門を越えると石垣があり神社の遺構があります。七種川は狭く急な流れになり滝が要所にできています。雌滝、夫婦滝など七種48滝の始まりです。

奇岩も随所にあり、「弁慶ののこぎり岩」は岩がのこぎりで切断されたように見えます。

● 七種滝と七種神社

落差72mの大滝(雄滝)は普段は水量が極端に少なく、雫が滴り落ちているだけです。滝の脇には七種神社の拝殿があり。雨後の豪快な落差の滝の様子が写真で見れるように貼ってあります。雄滝は神社の御神体ですから、滝の落ち口には注連縄が張られていて、滝上部で見ることができます。七種神社のすぐ裏側に七種山の登山口があります。滝上部を経て頂上まで90分。最初から岩場があったりで急登の登山道になっています。滝上部で三角点「七種」や七種48滝巡りのルートの分岐がありますが、倒木や土砂崩れの災害があり閉鎖されています。七種薬師への登山道の分岐からの道も沢に消えるので一般登山者には登山は困難です。

● 七種頂上から笠岩

一気に683mの頂上まで登れば瀬戸内の海も周囲の山も広く見渡せる。七種山系の最高峰(三角点「七種」は離れた別のところに存在。七種薬師や七種槍のように三角点標識はこの七種主峰には設置されていない)であるが周囲の峰々と尾根がつながり一体となっている。北には峰山や播但国境の山々と尾根も繋がる大中山、東には笠形山から福崎、姫路までの山並み、西には雪彦山、明神山が真近に望める。頂上には大きな深い亀裂が恐ろしい「つなぎ岩」がありロープをつかんで渡ることができる。笠岩は東に5分ほどのところにある大岩です。      

● 七種山からの下山路

七種滝・七種神社を通る登山路の他、3コースの下山ができます。おすすめは七種槍を縦走するコース。約3時間半はかかりますが下山すれば田口新池で野外活動センターの駐車場にはすぐそこになります。七種槍から先の岩尾根の絶景ポイントも通過できます。大中山への分岐の前後は激下りになっています。落石の無いように慎重に下る必要があります。七種頂上からは北西に大倒木地帯を通過し七種薬師~七種槍の分岐を右に行きます。左は一般向けではないと注意があります(標識と登山者が少ないので初心者は無理) 頂上から東に笠岩からコースもあります。笠岩の北側には左に折れる分岐路になっていて、そこからは階段が作られ小滝林道に下りれます。階段であり下山は楽ですが、周囲の景色も見えず変化に乏しいのがつまらないですが七種滝コースと比べれば下山ははるかに易しい。笠岩を過ぎてそのままのコースは中岳を経由します。最近にルート設定された登山路でやや一般登山者向きではありませんが木々につけられたテープ等で確かめながら山門の付近に下山できます。

ばんたんライン 七種滝

七種滝

ばんたんライン 七種山

七種山

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